第1回LODチャレンジデー開催報告
8/25(土)に国立情報学研究所で、2012年度第1回目のLODチャレンジデーを開催しました。内容は「Linked Open Data入門」と題した、Linked Open Data (LOD)に関するチュートリアルセミナーです。当日は大変暑い中、約40名の方が参加して下さいました。

当日の様子です。会場が満席になりました。
当日の内容をご紹介します。最初に、実行委員会事務局長の乙守さんから、昨年度開催しました「LODチャレンジ Japan 2011」コンテストの振り返りと、最近のLODやオープンデータに関連する国内外の動向についての紹介がありました。次に、長野さんによる「Linked Open Dataとは」では、LODの考え方やLODのデータモデルについての解説がありました。加藤さんによる「LODを検索する」では、グラフモデル上ででの検索の考え方やSPARQLについての解説がありました。いずれも、プレゼン資料をslideshareで公開しています。

長野さんはアイロンプリントで自作のTシャツを着て参加。実行委員も楽しんでいます。
続いて、豊田さんから「公共データのRDF化と公開を簡単に行う方法」と題して、地域や分野を横断したデータづくりを支援するプラットフォーム LinkData.org、LinkDataApp、CityData の紹介がありました。下山さんによる「サーバを持たない人でもアプリ開発する方法」では、LinkData.org を利用したRDF作品の作成と、LinkDataApp を利用したアプリ開発のデモンストレーションを交えた解説がありました。ハンズオンセッションでは、参加者の皆さんにRDF作品を作成していただきました。中には、時間内にRDF作品を仕上げ、公開された方もいらっしゃいました。ハンズオンの途中から活発な議論となりました。データを公開することがインセンティブとなるとよい、そのためには、データを作る、更新する、フィードバックをもらう仕組みやビジネスモデルが必要、といった意見が出ました。
セミナー後に開催した懇親会には20名の方が参加され、 交流を深めました。データをつなげることは、人をつなげることだと実感した瞬間でした。今後も様々な形でチャレンジデーを開催する予定です。多くの方にLODに関心を持っていただき、社会で活用できるLODを一緒に広めていきましょう。

懇親会も大変盛り上がりました。
担当幹事
当日のプレゼン資料です。
[...] ハンズオンセッションでは、参加者でLOD作品を作成 [開催報告] [...]
技術コラム第6回:昨今のオープンデータアイデアソン・ハッカソン、コンテストの広まりが目指すもの ~2012年の振り返りと2013年の展望~ at LODチャレンジブログ
2013年1月20日 at 2:07 AM