セマンティックWeb委員会セマンティクWeb委員会 (Semantic Web Committee)

セマンティックWebコンファレンス2013
開催概要

名称:
セマンティックWebコンファレンス2013
〜ようこそLOD大陸へ つながるオープンデータ〜
URL:
http://s-web.sfc.keio.ac.jp/conference2013/
開催日時:
2013年3月7日(木) 9:3018:00 (受付開始 9:00)
会場:
慶應義塾大学 三田キャンパス 北館ホール
東京都港区三田2-15-45
http://www.keio.ac.jp/ja/access/mita.html
GoogleMaps
主催:
慶應義塾大学SFC研究所
事務局:
慶應義塾大学 環境情報学部 萩野研究室
後援:
経済産業省
社団法人人工知能学会
独立行政法人情報処理推進機構
一般社団法人情報処理学会
一般社団法人電子情報技術産業協会
Open Knowledge Foundation 日本グループ
LODチャレンジ実行委員会
定員:
240名
参加費:
無料
参加申し込み:
予約は終了しました.一部当日の参加も可能です.
プログラム:
9:40−10:20 基調講演 「オープンデータに関する経済産業省の取組について」
岡田 武 (経済産業省 商務情報政策局 情報政策課情報プロジェクト室)
10:20−11:00 基調講演 「オープンデータと日本のイノベーション」
高木 聡一郎 (株式会社NTTデータ 企画調整室 IT政策推進グループ)
11:00−11:20 講演 「欧米におけるセマンティック技術の適用動向」
川村 隆浩 (株式会社東芝 研究開発センター)
11:20−12:00 セマンティックWeb委員会活動報告
12:00−13:00 昼食,デモ展示見学
13:00−14:00 LODシステム開発事例の紹介
14:00−15:00 デモ展示見学,ライトニングトーク
15:00−16:30 Linked Open Data チャレンジ Japan 2012 授賞式
16:45−18:00 パネルディスカッション「オープンデータ社会とセマンティックWeb」
詳細についは下記参照
デモ展示:
下記参照
LODチャレンジ2012デモブース:
下記参照
書籍販売:
下記参照
問い合わせ:
コンファレンスの問い合わせについては萩野(hagino@sfc.keio.ac.jp)までお願いします.
facebookページ:
facebook semantic web conference site http://www.facebook.com/SemanticWebConference
twitterアカウント:
semantic web conference twitter account @swebjp
twitterハッシュタグ:
semantic web conference 2013 hash tag #sweb2013 (コンファレンス2013用)

【プログラム】

司会: 飯塚 京士 (日本電信電話株式会社 NTT情報流通プラットフォーム研究所)

9:30 開会
9:30−9:40 主催者挨拶
萩野 達也 (慶應義塾大学環境情報学部)
9:40−10:20 基調講演 「オープンデータに関する経済産業省の取組について」[PDF]
岡田 武 (経済産業省 商務情報政策局 情報政策課情報プロジェクト室)
[概要] 社会全体のデジタル化,ネットワーク化が一層進展する中,欧米を中心とした各国政府は,政府等が保有する公共データを二次利用できる形で公開し,政府の透明性向上や新サービスの創出を図ろうとする「オープンデータ」の取組を推進している.我が国でも平成24年7月に「電子行政オープンデータ戦略」(IT戦略本部決定)が策定され,公共データの開放・活用により,国民生活の向上,企業活動の活性化等を図り,我が国の社会経済全体の発展に寄与する方針が示されている.
経済産業省では,同戦略に基づき,オープンデータによる経済活性化の促進を図るため,率先したデータ開放・活用の取組として「DATA METI構想」を推進している.本講演ではその取組内容について紹介する.
10:20−11:00 基調講演 「オープンデータと日本のイノベーション」[PDF] [更新PDF]
高木 聡一郎 (株式会社NTTデータ 企画調整室 IT政策推進グループ)
[概要] 政府機関等が保有するデータを公開し,民間で利活用する「オープンデータ」の推進が本格的に検討され始めている.オープンデータの目的には政府の透明性向上,公共サービスの質的向上に加え,データを活用した民間ビジネス推進による経済効果についても期待されているところである.こうしたオープンデータについては海外にて先行的に取り組まれてきたが,本発表では欧州における取組と経験を紹介するとともに,我が国のイノベーション・システムにおける意義について検討したい.
11:00−11:20 講演 「欧米におけるセマンティック技術の適用動向」[PDF]
川村 隆浩 (株式会社東芝 研究開発センター)
[概要] オープンデータやセマンティック技術の意義は理解するが,いまだビジネスとしては出口が見えないと思われる方も多いのではないだろうか? 本講演では,昨年,開催されたセマンティック技術に関する2大国際会議ISWC12,ESWC12,およびビジネス向け展示会SemTechBiz12などからいくつかの事例をピックアップし,米国,欧州においてはもはやネットサービスからM2M,ヘルスケア,スマートシティにまで適用が拡がりつつある現状を紹介する.
11:20−12:00 セマンティックWeb委員会活動報告
(1) つながるオープンデータ [PDF]
乙守 信行 (株式会社MetaMoJi)
(2) LODとオントロジ [PDF]
細見 格 (日本電気株式会社)
(3) データをLODにする意味 [PDF] [更新PDF]
佐藤 宏之 (NTTレゾナント株式会社)
12:00−13:00 休憩 (昼食,デモ展示見学)
13:00−14:00 LODシステム開発事例の紹介
(1) 生命科学分野におけるデータベースの統合化を目指したLODの構築 [PDF]
山本泰智 (ライフサイエンス統合データベースセンター)
[概要] 生命科学に関連するデータベースは,実験技術の発達と研究の進展に伴い,近年データ量が増大しているが,その特徴として,内容が非常に多様であること,そして,保存形式がバラバラであることがあげられます.研究を進めていく上で様々なデータベースを利用する機会は多いですが,必要なデータベースを見つけたり,利用方法を体得することが難しいという問題があります.このような状況で,効率よく目的の情報にたどり着ける環境を構築するために必要な技術基盤としてセマンティックウェブの利用が注目され始めています.本発表では我々が取り組んでいるデータベースのRDF化及びLODの構築について現状と課題を報告します.
(2) DBpedia JapaneseとCKAN [PDF]
加藤 文彦 (国立情報学研究所/特定非営利活動法人リンクト・オープンデータ・イニシアティブ)
[概要] DBpedia国際化プロジェクトの一環として行なっているDBpedia Japaneseと,オープンソースのデータポータルソフトウェアであるCKANについて紹介する.
(3) 社会問題と背景情報の構造化によるe-Participationの促進 [PDF]
白松 俊 (名古屋工業大学)
[概要] 多様かつ複雑に絡み合った社会問題(災害リスク,インフラ老朽化,少子高齢化,放射能汚染など)に地域社会が直面する昨今,住民参画の重要性が高まっている.問題に通じた専門家だけでなく,幅広い住民層が参加・協力できるようにするためには,問題とその背景の透明性を確保するための情報共有基盤が必要となる.仮に,現状で普及しているソーシャルメディア等をそのまま利用して情報共有を試みた場合,コンテンツが流れ去ってしまうという問題や,問題解決にあたって重要な構造(選択肢,評価基準,意思決定の根拠等)を共有し難い,といった問題がある.そこで本研究では,Web上のニュース記事やツイート等を自動構造化した上で手動アノテーションを加えることで,社会問題の背景情報を共有化するためのLODデータセットSOCIA (Social Opinions and Concerns for Ideal Argumentation) を構築した.これは,行政や事業者からの一方向的な情報公開に留まらず,議論支援システム上で住民が参加しつつ背景情報を構造化するという運用を志向したアプローチであり,e-Participation(電子参画)を促進する上での基盤としてのLOD構築を目指した取り組みである.
14:00−15:00 デモ展示見学
14:00−14:25 デモ紹介
デモ展示見学に先立って,各団体より,展示内容についてライトニングトークを行います.このライトニングトークを聴講いただいた上で,デモ展示をご覧ください.
  • 日本マイクロソフト [PDF]
  • 科学技術振興機構(JST) [PDF]
  • RITS総合研究所 [PDF]
  • 日本アイ・ビー・エム株式会社 [PDF]
  • 株式会社ソルトルックス [PDF]
  • NTTレゾナント株式会社 [PDF]
  • LinkData [PDF]
14:25−15:00 デモ時間
15:00−16:30 Linked Open Data チャレンジ Japan 2012 授賞式
(1) LODチャレンジの経過報告
(2) 受賞者の発表と表彰
(3) 受賞作品の紹介
16:30−16:45 休憩 (デモ展示見学)
16:45−18:00 パネルディスカッション「オープンデータ社会とセマンティックWeb」
モデレータ: 萩野 達也 (慶應義塾大学)
パネリスト: 三浦 広志 (OpenStreetMap Foundation Japan (OSMFJ)代表理事),
小林 巌生 (有限会社スコレックス/リンクト・オープン・データ・イニシアティブ),
津田 宏 (株式会社富士通研究所),
川村 隆浩 (株式会社東芝)
渡邉 英徳 (LODチャレンジ2012 ビジュアライゼーション部門 最優秀賞受賞者)
18:00 閉会

【デモ展示コーナー】 (12:00−18:00 エントランス,ホワイエ)

  1. 日本マイクロソフト株式会社
    『SaaSアプリケーションとデータセットのグローバル・オンライン・マーケット「Windows Azure Marketplace」』
    [概要] Windows Azure Marketplaceで世界に向けてデータセットを有償・無償で公開し,様々なアプリケーションで活用してもらうことができます.同様にWindows Azureベースのアプリケーションを掲載して世界に向けて配信することも可能です.すでに世界中の公的機関がオープンデータの公開に活用しています.
  2. 科学技術振興機構 (JST)
    『JSTにおける科学技術情報のLOD化とRDF化』
    [概要] JSTが取り組んでいるバイオサイエンスデータのLOD化の取り組みと"J-GLOBAL"等で提供している科学技術情報全般のRDF化を進めている”JST知識インフラ”の取り組みについて紹介する.
  3. RITS総合研究所
    『DATA MAP 商用利用について』
    [概要] ドメインクオイツ(Domain Quoits)とは,エリア区分における近隣地域・類似地域あるいは同一需給圏に相当するエリア区分を想定するためのGISデータを用いたエリア区分とそこに介在する属性データを表現したものをいう.例えば、地価を形成する要因として自然的要因,社会的要因,経済的要因および行政的要因があると考えられているが,このいくつもの要因を重ね合わせてGIS上で表現するとき,あたかもその姿が領域を構成するデータの重なりあいが描く輪投げのように見えることからこのような表現を用いることにした.つまりドメインクオイツ(Domain Quoits)とは地域的なエリア区分(分析単位)とそこの介在する属性を分析するための手法でもあり結果でもある.
  4. 日本アイ・ビー・エム株式会社
    『スマーター・シティーへの取り組みのご紹介』
    [概要] 弊社の国内事例として農水産物に関するオープンデータ活用実証実験の事例や「Smarter Cities Challenge Helsinki (Finland)」にて行ったヘルシンキ市に対するオープンデータ戦略のための提言事例,ダブリン市のオープンデータ・プラットフォームである「Dublinked」の事例など海外の事例もあわせてご紹介します.
  5. 株式会社ソルトルックス
    『ソーシャルマガジンサービス「ziny.us(ジーニアス)」』
    [概要] ziny.us(ジーニアス)」は各種ソーシャルメディアのコンテンツをユーザーとレコメンドエンジンでキュレーションし,趣味嗜好の合う他のユーザーと関心ベースでつながる,第3世代SNSです.テキストベース,関係ベースを超えて,関心でつながる新しいSNSをiPad上で皆様にご紹介します.
    ご参考: http://www.youtube.com/watch?v=i0LgbgXWQ9g
  6. NTTレゾナント株式会社
    『場所情報まとめサービス「PinQA」』
    [概要]PinQA」は,様々な場所に関する情報を雑誌的に見て楽しめるサービスです.単体の場所情報ではなく,複数の場所情報をまとめたコンテンツを楽しめる点が特徴です.このまとめは誰でも作る事ができます.Linked Open Dataにも対応していますので,ご紹介致します.
  7. LinkData
    『データ活用を促進するアプリ開発プラットフォーム』
    [概要] オープンデータを進めていくには,公開されたデータがたくさん利用されることが重要です.LinkData.orgでは,アップロードされたテーブル形式のデータをRDFに自動変換することで,データの機械可読性を向上させます.また,LinkDataで公開されたRDFを利用し, JavaScriptのプログラムを書いてアプリとして公開できる基盤も提供しています.このような仕組みがあることで,LinkDataは研究機関から地方自治体まで,幅広い分野においてデータ・アプリの公開基盤として利用されています.

【LODチャレンジ2012デモブース】 (12:00−18:00 エントランス,ホワイエ)

【書籍販売】 (12:00−18:00 エントランス,ホワイエ)

  1. 近代科学社
    「Linked Data −Webをグローバルなデータ空間にする仕組み(翻訳)」即売会(予定)
    原著: Linked Data: Evolving the Web into a Global Data Space
    原著者: トム・ヒース,クリスチャン・バイツァー
    監訳: 武田 英明
    翻訳: 武田 英明,大向 一輝,加藤 文彦,嘉村 哲郎,亀田 尭宙,小出 誠二,深見 嘉明,松村 冬子,南 佳孝
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