セマンティックWeb委員会セマンティクWeb委員会 (Semantic Web Committee)

セマンティックWebコンファレンス2012
開催概要

名称:
セマンティックWebコンファレンス2012
〜花開くLOD〜
URL:
http://s-web.sfc.keio.ac.jp/conference2012/
開催日時:
2012年3月8日(木) 9:3018:00 (受付開始 9:00)
会場:
慶應義塾大学 三田キャンパス 北館ホール
東京都港区三田2-15-45
http://www.keio.ac.jp/ja/access/mita.html
GoogleMaps
主催:
慶應義塾大学SFC研究所
事務局:
慶應義塾大学 環境情報学部 萩野研究室
後援:
経済産業省
財団法人インターネット協会
社団法人人工知能学会
一般社団法人情報処理学会
一般社団法人電子情報技術産業協会
定員:
240名
参加費:
無料
参加申し込み:
Webにてお申込みください.
プログラム:
9:35−10:25 基調講演 「ウェブ・データ利活用の高度化による新しい公共の姿について」
守谷 学 (経済産業省 商務情報政策局 情報政策課情報プロジェクト室)
10:25−11:15 基調講演 「医学オントロジーがもたらす医療の情報化」
大江 和彦 (東京大学大学院医学系研究科 医療情報経済学分野 教授)
11:15−12:00 招待講演 「生命科学分野のデータベース統合とセマンティックWeb」
川本 祥子 (大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 ライフサイエンス統合データベースセンター 副センター長)
13:00−14:00 実用化システムと研究プロジェクト紹介
14:00−15:00 LODの実用化プロジェクト,研究プロジェクト
15:15−16:30 Linked Open Data チャレンジ Japan 2011 授賞式
16:45−18:00 パネルディスカッション「セマンティックWebとLODのビジネス化の可能性」
詳細についは下記参照
デモ展示:
下記参照
LODチャレンジスポンサー出展:
下記参照
問い合わせ:
コンファレンスの問い合わせについては萩野(hagino@sfc.keio.ac.jp)までお願いします.

【プログラム】

9:30 開会
9:30−9:35 主催者挨拶
萩野 達也 (慶應義塾大学環境情報学部)
9:35−10:25 基調講演 「ウェブ・データ利活用の高度化による新しい公共の姿について」 [PDF]
守谷 学 (経済産業省 商務情報政策局 情報政策課情報プロジェクト室)
[概要] 近年,世界各国で,ウェブプラットフォームを公共サービス,公共活動の場として活用し,この上で,行政機関等の公共プレイヤーが積極的にデータの提供や収集を行うことを通じて,官民協働の公共サービスの提供を可能とし,促進して行こうとする「オープンガバメント」の運動が起こってきている.こうした潮流は,産業政策の観点からも,民間の活動チャンスを広げ,市場の拡大,雇用の創出につながっていく意義がある.こうした公共分野におけるウェブ活用の事例と我が国における可能性について紹介する.
10:25−11:15 基調講演 「医学オントロジーがもたらす医療の情報化」 [PDF]
大江 和彦 (東京大学大学院医学系研究科 医療情報経済学分野 教授)
[概要] 医療の場では電子カルテの導入など診療情報のディジタル化が進んでいる.さらにディジタル化された診療データの蓄積から,これまで簡単にはわからなかった新しい医学的な知見が得られるようになってきた.医療が複雑化するなかで,デジタル化された診療データは単なる診療業務面の効率化だけでなく,患者に対する個々の診療を安全,迅速,的確に行うために利用されることが強く期待されている.そのためには計算機が医学的な知識背景を有し,それを効果的に活用した「進化した医療情報システム」が必要である.本講演では,医学知識をオントロジーとして記述するプロジェクトの現状と,その知識を活用できる新しい情報システムの将来,そしてそれがもたらす医療について紹介したい.
11:15−12:00 招待講演 「生命科学分野のデータベース統合とセマンティックWeb」 [PDF]
川本 祥子 (大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 ライフサイエンス統合データベースセンター 副センター長)
[概要] 生命科学分野のデータやデータベースは様々な問題に直面している.大量に蓄積されるデータの解析や保存の問題,細分化した専門分野においてバラバラに構築され効率よく利用できないデータベースなど,生命科学分野だけで解決できる問題ではなく,計算機科学や情報学からの根本的なアプローチが必要である.ライフサイエンス統合データベースプロジェクトでは生命科学の促進のためデータベースに焦点をあて,データの共有,利用促進のためのサービス開発など,様々な取り組みをおこなってきた.これまでの成果を紹介するとともに,H23年度より開始したセマンティックウェブ技術による統合化の計画と現状について報告する.
12:00−13:00 休憩 (昼食,デモ展示見学)
13:00−14:00 実用化システムと研究プロジェクト紹介
(1) セマンティックWeb技術を用いた社内情報の連携 [PDF]
森田 大翼,飯塚 京士 (日本電信電話株式会社 NTT情報流通プラットフォーム研究所)
[概要] 社内における膨大な情報は個々のシステムに散在しており,社内情報の活用を困難にしている.NTT情報流通プラットフォーム研究所では,その情報をRDF化して連携し,システム横断的な社内情報検索を可能にする検索サービスを開発してきた.しかし,社内情報は年度毎に管理されることが多いため,期間をまたがった情報の関連が得られず,情報の有効活用を困難にしていた.本研究では,社内情報の時系列的な変遷をセマンティックWeb技術と機械学習技術を用いて連携し,元のデータ構造からは得られない関連を導出する手法を提案する.
(2) LODジェネレータとライフサイエンス辞書のオープンデータ化 [PDF]
清水 昇 (慶應義塾大学SFC研究所)
[概要] リンクド・オープン・データを誰でも簡単に作成可能にする為のツールであるLODジェネレータを紹介すると共に,ライフサイエンス辞書プロジェクトと連携して作成したライフサイエンス辞書データのLODを紹介し,非LODであったライフサイエンス辞書データをLODにする時の課題と解決策に付いても紹介する.
(3) ヒューマンセントリックな社会に向けたデータ活用基盤 [PDF]
田崎 裕二,高梨 益樹 (株式会社富士通)
[概要] 広範囲なデータ利活用によるより良い社会を目指して富士通が考えているデータサービス基盤サービスについて
14:00−15:00 LODの実用化プロジェクト,研究プロジェクト
(1) 位置情報ベースのサービス「PinQA」とLOD [PDF]
澤村 正樹,佐藤 宏之 (NTTレゾナント株式会社)
[概要] 位置情報ベースのサービス「PinQA」をLinked Open Dataに対応させました.その過程およびデータをオープン化することによって可能になるサービスの連携を紹介します.
(2) LODACプロジェクト [PDF]
加藤 文彦 (国立情報学研究所)
[概要] LODACプロジェクトでは,学術や科学に関するデータ共有を行うための基盤プラットフォーム提供を目的として,様々なLinked Dataの構築を行なっている.本発表では現在進めている博物館や生物多様性に関するLinked Dataについて説明する.
(3) 理研におけるLODの取り組みと統合データベース [PDF]
豊田 哲郎 (理化学研究所 生命情報基盤研究部門 部門長)
[概要] セマンティックウェブ技術をつかった統合データベースシステムSciNetS.org,統合検索システムBioSPARQL.org,ダウンロードサイトBioLOD.org,データ公開サイトLinkData.jpについて紹介し,理研の科学データの公開基盤における今後の展望について説明する.
15:00−15:15 休憩 (デモ展示見学)
15:15−16:30 Linked Open Data チャレンジ Japan 2011 授賞式 [PDF]
(1) LODチャレンジの経過報告
(2) 受賞者の発表と表彰
(3) 受賞作品の紹介
16:30−16:45 休憩 (デモ展示見学)
16:45−18:00 パネルディスカッション「セマンティックWebとLODのビジネス化の可能性」
モデレータ: 萩野 達也 (慶應義塾大学) [アンケート集計PDF]
パネリスト: 乙守 信行 (LODチャレンジ実行委員会事務局長/株式会社MetaMoJi) [PDF],
豊田 哲郎 (理化学研究所),
LODチャレンジ受賞者代表 (予定) [PDF],
清水 昇 (株式会社サイバーエッヂ),
渋谷 健 (株式会社ゼンリン) [PDF],
佐藤 宏之 (NTTレゾナント株式会社) [PDF],
18:00 閉会

【デモ展示コーナー】 (10:00−18:00 エントランス,ホワイエ)

  1. 株式会社サイバーエッヂ
    『セマンティックWebエンジンサーバとLODジェネレータ』
    [概要] LODジェネレータで作成したライフサイエンス辞書のLODを展示すると共に,セマンティックWebの基盤パッケージである「セマンティックWebエンジン」,インターネットを介してWebブラウザで(ライフサイエンス辞書のLODを含む)オントロジの検索とAPの開発を可能にする「セマンティックWebエンジンサーバ」及び「Webと連動したオントロジブラウザ」の実演展示を行う.
  2. 国立情報学研究所: NII
    『LODACプロジェクト』
    [概要] 博物館情報や位置情報,生物情報など,NIIのLODACプロジェクトにて構築しているLinked Dataについて,紹介やデモを行う.
  3. 株式会社エネゲート
    『オントロジー構築・利用環境「法造」によるアプリケーション開発』
    [概要] 大阪大学・溝口研究室と共同開発しているオントロジー構築・利用環境「法造」と,オントロジーを利用したシステム開発のためのAPIである「法造コア」について紹介します.法造は現在,医療,教育,生化学などの各専門領域のオントロジー構築・利用に関するプロジェクトで活用されています.本展示では,医療分野での取り組みを中心に,法造を使った応用アプリケーションの開発事例を紹介します.
  4. LODチャレンジ応募作品紹介コーナー(予定)
    『未定』
    [概要] Linked Open Data チャレンジ Japan 2011に応募されたデータセット,アイディア,アプリケーションなどを参照・閲覧できるコーナーを設置する予定です.
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E-mail: s-web(at)sfc.keio.ac.jp