2013年9月14日に第4回LODチャレンジデーのLODサロン 「つながるLODチャレンジデー」を考えるアイデアソンが東京目黒の 株式会社ドリコム・セミナースペースにて開催されました。ご参加いただいた、石村彰大さんから参加レポートをいただきました。 なお、当日のアイデアソンの成果はIdea.LinkData にまとめてあります。
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こんにちは。今回レポートを書かせて頂きます石村彰大と申します。「第4回"つながる"LODチャレ ンジ」の様子を初参加者の目線でレポートします。近年、オープンデータというトピックスが盛 り上がり、関連する様々な勉強会がある中で、このコミュニティの雰囲気をお伝えできればと思 います。
■どんな人がいるの?まずは自己紹介をしました。参加者は30名程度。大学の先生から企業人、研究者まで様々なバッ クグラウンドの人が参加しています。初参加の方も数名いらっしゃいました。
各自の想いもそれぞれで、活用目的も、医療・健康、科学、スポーツ、地理情報…など多様です。 私は大学で専攻していた「食と農」をテーマに、生産者・消費者それぞれに役立つオープンデー タの整備と活用を模索しています。
■何を話し合うの?今回は、これまでの議論の成果や作品を「いかにつなげるか」をテーマに、以下4つの題目につ いて話し合いました。①ハッカソンのデザインをハッカソンする ②LODチャレンジデーをつなげるハッカソン ③LODチャレンジへの応募作品をつなげる ④科学データを「つなげる」アイデアソン各テーマのホストの説明を受け、テーマごとに分かれて話し合います。
私は過去作品に興味があり、③に参加しました。過去のLODチャレンジにおいて整備されたデー タセットをもとに新しい活用アイデアを出していきます。データセットを基盤となるもの、そこ に結びつくものに分類し、それらを組み合わせて新しいサービスを考えました。たくさんのアイ デアが出る中で、私たちのグループでは、アプリ利用者の地元愛着度を算出するアイデアにフォーカスしました。
■そして発表!紙芝居を作って、各チーム結果を発表します。質疑応答を通してアイデアを洗練させていきます。 各グループの発表成果はこちら。
懇親会はハッカーらしく?ピザパーティでした。オープンデータの話はもちろん、仕事のトピックス、さらにはガンダム・エヴァの話まで…。
■参加してみた感想やはり「オープンデータ」は、まだまだ発展途上のテーマで、標準的なデータ整備の方法や活用 の枠組み等も模索中と感じました。それらの具体化に向けて、個人的には、まずは手っ取り早く 「オープンデータ利活用の成功事例」を作り、お手本となる先進事例を世の中に認知させること が必要と考えます。そのためには、現状の事例やこれまでの成果を共有し、その上により良いも のを積み上げていくことが重要です。今回のテーマにもあるように、関係者が積極的に「つながる」ことが、オープンデータをより速くより良い方法で世の中の役に立つものにすることにつな がると考えます。私もその一助となるようにLODチャレンジにつながっていきたいと思います。 それでは、皆さん次回のLODチャレンジでお会いしましょう。
株式会社富士通総研 石村 彰大